酔いどれの23:57
今日は記念すべき13年を迎えた日。
我々の10周年(実際は、9月25日にイベント)は素晴らしい日になったと思う。
歴史に関わってくれた全ての人が携わる素敵な日だった。
「迷える直線を弾いていきなさい。」
ある人の言葉は、僕の指針となっている。
このブログは決して告知をするわけではないから、恐らくたった10人の目に届けばいいものだろう。だからこそ散文でいい。
僕が誰だって気にかけることもないのだ。
久しぶりに仲の良い後輩と飲んだ。
Nと出会ったことを正式に記憶しているのは、4年前の11月。
お店にやってきて、何か一つの商品を買って行った。成人式がもうすぐという彼に、来週も来てねと言ったことは覚えている。
彼は、本当にやってきてセットアップだけでなくレザーシューズにコートまで買った。
計40万はしたとおもう。
そこから、毎週きた。飽きるほどそいつにあった。
話を聞いてるとNは大学生ではなく、フリーターだった。時間は有り余っていて、服が好き。金は働いた分しか稼げない。それが正解かどうかもわからない。だけれど好きだから買うために毎日働く。
どんどん変な格好になっていく、Nを見て僕は嬉しくなった。受注会に来てはアホな買い方をして、それを着こなすためにまた服を買う。
そこらのジジイにはこの感覚なんてわかりっこねぇ
こいつが一番かっこいい
と心から思っていた。
今、東京の古着屋でバイトをしているという。
彼は自分が何をしているのか、これからどうしていくべきなのかがわからない。
けれども、決してあのとき受注した70万と、そのために働いた250時間は無駄ではなかったという。
何故なのか。
「海外旅行に行くためにある程度のお金を貯めているんですよね」
僕は僕より年下の彼らに言う。
「お金がない旅行をした方がいいよ」
思う。
10代や20代前半の海外旅行なんて、できることが限られている。
たった100万円の旅行なんて、ある程度の楽しさが担保された何歳でもできる旅行だと思う。
けれども10代の金がない時代に10万円で1ヶ月過ごす海外旅行は誰も想像することができないその人にしか分からないかけがえのないものになるものだと。
若いうちにできることのほとんどは、大人になってできること。
50歳になってわかる、僕は今の方が楽しい。
あるおじさんがニュースピックスで言っていたのは間違いではない。
あぁ。
なんて意味のないブログを書いているんだ。
きっとこの散文を見返したときに自分は恥ずかしくなるのだろう。
そして、この文章を自分の師匠に見られたときには、こっぴどく怒られるはずだ。
ファッションというものは、コミュニケーションの一部である。
誰かのためだけにあるものではないし、誰かを否定するものではない。
ひとつの媒介として、楽しく関わるものである。
自分のファッションのルーツは、自由にあると思う。
日本人というコミュニティの中ではそれは決してわかりづらいことかもしれない。
だが、そんな小さなコミュニティに居続けることなんて意味がないのだ。行動をしろ。誰かと飲みに行け。悩みながら動け。
迷える直線を弾くのだ。
日本に居続けるのであればもっともっと俯瞰するべきなのだ。自分がいるこの場所が小さすぎることに気付かねばならない。
ファッションは自由だ。
14年目、そして20年を目指す我々は世界に自由を伝えていこうと思う。
K
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